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Adobe 「Flash」を2020年末終了へ

人手不足感が広がる中、新卒採用に苦戦されている企業様より採用支援サービスへのご相談をいただく機会が増えてきました。

先日ご訪問した企業の採用ご担当者様は採用パンフレットを大学へ配布するのみで、採用動画や合同説明会用の展示ブースツール、マイナビなど採用支援サイトの活用は行われていないとのこと。

しかし採用計画は20名~30名。計画数値と採用活動のギャップにお困りのご様子でした。

特に課題として挙げられていたのはWebサイト。スマートフォン非対応で更新頻度も低い状況。そしてTOPページには「Flash」が使用されており、殆どの端末(ブラウザ)でコンテンツが表示されていません。

採用活動において、Webサイト(コーポレートサイト、リクルートサイト)での情報発信が重要視される中、未だに「Flash」を使用したサイトが意外と多いので、「Flash」の問題(脆弱性)についてご紹介いたします。

 

「Flash」が使用されなくなった一番の要因は、Apple社スティーブ・ジョブズが2010年以降、iphone等のiOSモバイル端末でFlash Playerのプラグインを組み込まなかったことと言っても過言ではないでしょう。(ジョブズがFlashを批判した2010年の公開書簡が有名。尚Androidにおいても2012年から組み込まれていない)ジョブズがFlashを批判した一番の理由は「脆弱性」。Flashは世界中でハッカーの攻撃ターゲットになっており、ハッカーがコンピューターを乗っ取るために無数の方法を提供していると言われています。又、メモリーを大量に消費し、指先での操作には向いておらず、しかもAdobe社による閉鎖的な技術だったことも理由に挙げられています。

各種ブラウザも対応を進めており、MozillaのFirefox、GoogleのChromeブラウザ、MicrosoftのEdgeは2015年あるいは2016年からFlashのブロックを開始しています。

 

このようにセキュリティ面など様々な問題を抱えたFlashは2020年末でサポートを終了するとAdobe社が発表しました。具体的内容として

・Flash Playerは2020年末をもってアップデート・配布ともに終了する

・FlashコンテンツはHTML5などのオープンな標準技術で置き換えていってほしい

・この動きは、Apple、Facebook、Google、Microsoft、Mozillaとも協調して進めている

 

インターネット黎明期において、非常に大きなインパクトを与えた「Flash」。当時のWebサイトではTOPページのメインビジュアルとして、最も伝えたいメッセージやビジュアルを表現する手法として多数採用されていました。Flashが消えることに対して納得しつつも残念な気持ちが抑えられない人もいると思いますが仕方のないことなのでしょう。

 

●参考サイト

・Flashは2020年末に完全終了へ。今後はHTML5などの標準技術へ置き換えを

・アドビの「Flash」、今度こそ本当に終了 おかげでウェブはもっと安全で軽くなる

・Adobe、「Flash」を2020年末に終了へ