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株式会社電通デジタルが考える「サブスクリプション3.0」の世界~マーケターはサービスマネージャーへ~

デジタルマーケティングの全ての領域に対する、コンサルティング、開発・実装、運用・実行の提供を行う株式会社電通デジタルにサブスクリプションの定義からこれからのマーケターのあるべき姿までをインタビューした記事をご紹介します。

昨今、動画や音楽を定額配信するサービスとして注目を集めるサブスクリプション(サブスク)。本日(2019年5月16日)の日本経済新聞でも「外食に広がる定額制」として掲載されています。

サブスクリプションとは商品やサービスを都度購入するのではなく、一定額を払うことによって継続的に利用できる定額制サービス。米動画配信大手のネットフリックスなどが有名。最近ではスーツやバッグのレンタル、飲食店などにも広がりを見せているビジネスモデルです。

 

電通デジタル社が提案する生活ニーズにどれだけ対応しているかという視点でサブスクモデルを定義した内容が下記。

・サブスク1.0

モノやサービスの定額制利用やまとめ払い、頒布会など。消費者の嗜好は反映されず、一律のサービスやモノを提供する。要するに従来のサービスや商品を価格だけ定額制にして提供する契約形態。

・サブスク2.0

3プライス型のパッケージプランがあるなど、利用のタイプ別にパッケージ化されたサブスクリプションサービス。デジタルサービス系が多い。定額制音楽配信サービスやクラウドソフトウエアなど現在増えている形態。

・サブスク3.0

ユーザーの利用状況に合わせてサービスが1to1にカスタマイズされたり、アップグレードorダウングレードされるなど双方向型のサービス。提供サービスがデジタルサービスあるいはIoTであること、あるいはチャットで利用状況データを取得するなどの仕組みが必要。

 

電通デジタルによると、今後1~2年でサブスク3.0が大きく広がるとのこと。今までデジタル化されていなかった商品やサービスがIoT(様々なモノやサービスがインターネットに繋がり情報交換されることで相互に制御される仕組み、それによるデジタル社会の実現)などの活用でデジタル化することで、ユーザーとのコミュニケ―ション要素の重要性が大幅に増加することで、企業は消費者一人ひとりの利用状況を取得したデータを通じて把握・理解し、生活者目線の提案が可能となると。これによりマーケティングの目的が「モノを売ること」から「顧客とのより深いコミュニケーションの実現による継続的な利用」に変化すると提言。

 

いわゆる「~as a Service」時代の課金契約方法が「サブスク3.0」と捉えらえるとのこと。代表的なサービスとして

・SaaS(Software as a Service)

インターネット経由で必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェアもしくはその提供形態。

・PaaS(Platform as a Service)

インターネットを利用したコンピュータの新しい利用形態の1つ。 ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供。

・Maas(Mobility as a Service)

マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ(移動)を1つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念。

などが挙げられます。

 

そして、これからのマーケターのあるべき姿は「サービスマネージャー」。

電通デジタルとして顧客を理解し続ける意味で、サブスクを「究極のマーケティング」と認識。コンサルティングの領域も大きく拡大するが、これからのあるべきマーケターはサービスを顧客に提供するバリューチェーン(価値連鎖)全体をディレクション・マネジメントするという意味で「サービスマネージャー」となっていくと考えているようです。

 

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