人々がメディアに接触する時間調査。スマホ接触時間が大幅に増加。【博報堂 メディア定点調査2019】

博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所が発表した「メディア定点調査2019」のご紹介です。
スマートフォンの普及により、人々のメディア接触デバイス、時間がどのように変化しているのか、重要なマーケティングデータの一つになる情報を下記にてご紹介します。
●メディア総接触時間が初の400分台に!
メディア総接触時間が過去最高の411.6分(1日あたり/週平均)。昨年から15.6分増加となっています。その内訳は下記のとおり。
・携帯電話/スマートフォン:117.6分(前年+14.5分)
・テレビ:153.9分(前年+9.9分)
・ラジオ:25.0分(前年+0.8分)
・新聞:16.6分(前年+0.7分)
・パソコン:59.0分(前年-7.6分)
・雑誌:10.7分(前年-1.6分)
・タブレット端末:28.8分(前年-1.1分)
この結果から、「携帯電話/スマートフォン」のシェアは全体の28.6%(前年は26.0%)となり、依然としてモバイルシフトが続いていることが分かります。
●ネットの情報と適度な距離感を保つ生活者
生活者のメディア意識・行動を2016年と2019年の増減で比較した結果は以下となっています。
・情報やコンテンツは無料で手に入るものだけで十分だ:46.0%→28.7%
・SNSは自分の暮らしに必要だ:30.1%→41.8%
・スマートフォンを寝床に持ち込むことがある:49.4%→60.4%
・スマートフォンで映画やテレビを見ることが増えた:8.1%→17.7%
・世の中の情報量は多すぎる:42.1%→51.5%
・インターネットの情報はうのみにはできない:71.7%→80.0%
・朝起きて、最初に触れるのはスマートフォンだ:35.8%→44.0%
・文字よりもスタンプや写真などで気持ちを表現することが増えた:12.6%→20.8%
・世の中の情報スピードは速すぎる:35.5%→42.6%
・食事中にスマートフォンを見てしまうことがある:35.6%→42.3%
スマートフォンの利用シーン、利用方法が多様化し接触時間が伸びていますが、「世の中の情報量は多すぎる」「インターネットの情報はうのみにはできない」などネット情報と適度な距離感を保つ生活者の意識や行動が顕著に表れています。
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