Googleが注目のAI検索アップデートを発表

Googleは、検索結果でどのサイトをランク付けするかに影響を与える重大な変更を発表したとの記事をご紹介します。
※まずは英語検索クエリが対象のようです。日本語検索にどこまで影響があるのかは記事元に記載されていませんのでご了承ください。
昨年Googleが発表したBERT(自然言語処理技術の一種)。このBERTアップデートは、昨年時点では検索の10%にしか影響しなかったのに対し、現在ではほぼ100%の検索に影響を与えているとのこと。
その結果、Googleの発表によると、“BERTが英語のほぼすべてのクエリで使用されるようになり、質問に対してより質の高い結果を得ることができるようになったことを共有できることに興奮しています。”と述べています。
さらにGoogleが年末までにいくつかのアップデートを行う予定だそうで、今回発表されたアルゴリズム改善の多くは、検索結果に多様性を生み出す可能性が高く、SEOにとってはさらに難しいものになりそうという見方が強いようです。
その根拠として、先般行われた基調講演にて、Googleのジョン・ミューラー氏は、近い将来SEOがより難しくなるとストレートに予測したとのこと。
新しいスペルチェックアルゴリズム
同時にGoogleはスペルミスのある単語をよりよく理解するためのスペルチェックアルゴリズムも発表。Googleによると、この5年間で最大のスペルミスの改善になるそうです。
このアルゴリズムが興味深いのは、Googleがスペルミスのある単語の文脈を理解するのに役立つ点。
パッセージインデックス
これはGoogleの検索結果ページに最も目に見える影響を与えるかもしれない重要なアップデートとのこと。
Googleは現在、ウェブページそのものではなく、ウェブページ内のパッセージ(一節)をインデックスするようになりました。つまりウェブページ自体の文章の一部をインデックスするということ。
ということは基本的に検索クエリを返す際に、ウェブページのパッセージ(ウェブページ内の文章の一部)はウェブページそのものとして扱われることになるということです。
Googleによると検索クエリの7%に影響を与えるとのこと。