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これから求められる「BERT」を意識したSEO対策

SEO対策について、定期的にGoogleの最新情報をピックアップしてお届けしていますが、いよいよ本格的に導入された「BERTアップデート」。これによって検索結果に大きな影響が出てきているようです。

このGoogle「BERTアップデート」が更に進化していくであろう中、従来のSEO対策がどのように変化していくのか、参考記事をもとにご紹介します。

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小手先のSEOはもう通用しない

Web担当者にとって、オーガニック検索からの流入を増やすためのSEO対策は重要です。しかし今こそSEO対策について見直す絶好のタイミングです。なぜならGoogleの「BERT」アップデートにより、小手先のSEO対策は通用しない状況になってしまったからです。

ではBERTアップデートとは何なのか。Googleアルゴリズムが大きな転換を迎えている内容について解説します。

Googleの「BERT」アップデートとは

Googleが2019年10月に導入し、日本では12月10日にアップデートが行われた「BERT」。BERTという4文字は「Bidirectional Encoder Representations from Transformers」の略で、和訳すると「AIを使った自然言語処理のモデル」となります。要するに検索アルゴリズムのアップデートを指すのですが、その変化が従来とは質、規模ともに異なるのです。

最大の変化は、検索クエリのニュアンスや文章の解釈度がアップしたということ。これにより、よりユーザーが求めている情報に近い、関連性の高い検索結果を表示することができるようになった点です。

BERTアップデートは英語、日本語のみならず70言語以上に導入されることになったため、世界的にこの機能が使われるようになりました。成果はすぐに出て、Google曰く「検索の内の10%の精度が高まった」ということです。

自然言語処理における、Google「BERT」の凄さ

自然言語処理において、今回のBERTはこれまでのGoogleアルゴリズムアップデートとは格段に違います。

・従来のアルゴリズム
解析をするにあたり、1つの自然言語モデルを使いつつ、特定のタスクに対応していくものだった。

・BERT
ネット上にある膨大なデータにより事前学習もでき、それらの学習データから新たなモデルも作り出すことが可能。

自然言語処理は進歩を求められている分野

自然言語処理というワードを耳にしても、いまいちピンとこない人もいらっしゃるかと思います。

自然言語処理の分野はAIと人工知能の1つの分野として、世界的にも注目されていることは間違いありません。生まれや育ちが同じでも、言葉を発する人間によって、言い回しや表現に違いが出てくるのは当たり前のことです。ですがこれを理解することがコンピューターにとっては難しい処理なのです。

ですが、自然言語処理の発達に伴い、文章を単語に分解→つながりを解析→単語の関連性が高いもの同士を結び付けて文脈を解析できるようになりました。自然言語処理と聞くと、少し難しく聞こえてしまいますが、すでに以下の分野に応用されています。

・検索エンジン
・情報検索
・翻訳ソフト
・質疑応答システム
・音声認識、合成
・かな漢字の変換
など

上記からもわかるように、私たちの生活に自然言語処理は溶け込んでいるのです。決してどこか知らないところで起きている話ではありません。

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詳細は記事元にて

これらより、対策キーワードやテクニカルSEOなどはさらに通用しなくなってくる

SEO担当者であれば、これまでのSEO対策を常に情報収集し、Googleアルゴリズムの変化に合わせて対策を講じてこられたと思います。SEO対策ワードを意識した文章作りやユーザーがクリックしやすいサイト作り、レビュー評価の強化など、テクニカルSEOを意識し、内部施策、外部施策に力を入れてこられたことは決して間違いではありません。

基本的に今まで通りのSEO対策が、「BERT」アップデートの対策にもつながっていくことは確かです。しかしながらBERTアップデートが行われた限りはきちんとした意識で対策を行うことが重要となります。

今後のSEO対策のポイントは「単語を意識して、とにかく分かりやすい文章」にすることです。前述しましたように、自然言語処理とは「単語の関連性が高いもの同士を結び付けて文脈を解説できるようにする」というものです。そのためSEOワードをとにかく織り交ぜればよいというものではなく、単語を意識した分かりやすい文章にするのが大切になってきます。

そうすることで、文章型のクエリにおいて、検索結果も上位表示が期待できるようになるはずです。

本質的なSEO対策

BERTアップデートが導入されたことによって、まず認識しなければならないことは「小手先のSEO対策は通用しない」ということです。BERTでは、SEO対策を本質的に理解して取り組んでいかなければ検索上位を狙うことが難しい状況になりました。

ユーザーの検索意図に焦点を!

BERT導入後のSEO対策で最も焦点を当てるべきは「ユーザーの検索意図」になりました。

検索エンジンは、ユーザーの目的や感情まで考慮できるようにアップデートが繰り返されています。そのため今までのようなテクニカルなSEOだけを意識して、キーワードの出現率や文字の量だけを気にしていると根本的にGoogleに評価されないため、検索上位に表示されることは難しいでしょう。

つまり「BERT」アップデートの一番の対策としては、ユーザーが求めている情報やその量、また手に入れやすさまでを考慮しなければなりません。その上で従来と同じように、検索ワードを意識したSEO対策をしていくことが求められます。

またこれまでは暗黙の了解とまで言われた「タイトルやh1にSEOワードを含まないと、検索上位には行けない」という鉄板ルールも、最近では当てはまらなくなってきました。

BERTアップデートにより、Googleがコンテンツの質や文章の意図を理解できるようになったため、内部的な構造をそこまで重要視しなくなったからです。

コンテンツ制作の視点は「ユーザーの役に立つか」

「ユーザーの役に立つ記事なのか」「ユーザーの検索意図をきちんと考慮しているか」の2つの視点を大切にしたコンテンツ制作が重要です。今回のアップデートでユーザーにとって「優しいコンテンツ」でなければ、Googleに評価をしてもらえなくなったと覚えておきましょう。

ユーザーの求めている情報を含んだ骨太なコンテンツを制作していくときに、ほとんどの人が検索上位サイトのコンテンツを参考にすると思われます。しかしながら、参考にするのと丸写しは訳が違います。コンテンツの完全コピーはペナルティーの対象になるので、注意が必要です。

自分自身の考え方や言い回しを盛り込みながら、「ユーザーの役にたつのか」という視点でのコンテンツ制作を心掛けましょう。このキーワードを検索しているユーザーは何を求めて検索したのか、どのような情報があればユーザーの悩みを解決できるのか。その視点を忘れないでください。

まとめ:検索エンジンの進歩に悲観する必要はない

内容は記事元にて