Web related informationWeb業界情報

instagramマーケは難易度が高い?PDCAを回しにくい3つの要因と解決策

今ではさまざまな業種・業態の企業がマーケティングツールとして活用しているinstagram。しかし「効果が実感しにくい」「他の施策と比べて難易度が高い」という声があるのも事実のようです。同じ感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

SNSマーケティング支援を行うテテマーチが実施したinstagramの担当者による運用実態を調査した記事を抜粋してご紹介します。

instagramマーケは難易度が高い?

SNSマーケティングに注力する企業が増えている中、とりわけinstagramは度重なる機能拡張により、ユーザーとのコミュニケーションの幅が広がったことで大きな注目を集めています。しかしこの機能拡張が現場の担当者にとって、効果的に活用されているのかどうか、前述したようにinstagramマーケティングを難しくしている要因は何なのか、どのように解決していけばよいかを検討していきます。

担当者は「PLAN、DO、CHECK」の難しさに悩んでいる

テテマーチによる「instagramマーケティングの実務における悩み」調査結果は下記となっています。(複数回答可)

・フィード投稿のコンテンツの企画・制作が難しい:94ポイント
・ハッシュタグの選定が難しい:92ポイント
・投稿管理の工数がかかる:84ポイント
・アカウントの分析・考察をどうすればよいかわからない:79ポイント
・アカウントの分析・レポーティングに工数がかかる:61ポイント
・ストーリーズ投稿のコンテンツの企画・制作が難しい:43ポイント
・キャンペーンの効果や正当性に疑問があり実施していいものか迷う:42ポイント
・キャプションの企画・制作が難しい:37ポイント

上記結果から、以下2点がinstagram担当者の大きな課題になっていることがわかります。

1.フィード投稿の企画・制作・管理が難しい
2.アカウントの分析・考察・レポーティングが難しい

この2点はマネジメントサイクルで言うならば、「PDC」の部分。instagramマーケティングでは「どんな投稿をすればよいのか(PLAN・DO)」「どうやって投稿を振り返ればよいのか(CHECK)」という適切なPDCAサイクルが回っていないという課題が顕在化していることがわかりました。

instagramでPDCAを回すのが難しい3つの要因

1.コンテンツのトレンドの移り変わりが激しい

instagramはコンテンツのトレンドがすぐに移り変わるチャネルです。これはSNSの特徴でもありますが、「コンテンツの制作コストが低い」「最新の情報をすぐに届けられる」「ユーザー自身も情報発信ができる」などの理由により、ユーザーの目があっという間に肥え、驚くようなスピードでトレンドが変化していきます。その結果、「こういう投稿は伸びる」という勝ちパターンを見つけてもその寿命は短く、むしろ「いつも同じような投稿だな」と飽きられてしまわないためには、投稿をパターン化しないことが重要です。

さらに言えば、ユーザー以上にユーザーを理解して需要を先読みするような運用企画ができなければ、SNSの世界では勝ち残っていけません。つまり、常に質の高い「PLAN」を求められるチャネルであるということです。

●instagramで生まれている3つのトレンド
・知恵袋化(知りたい・試したい)
・スクラップブック化(あとで見返したい)
・雑誌化(定期的に読みたい)
~大量の情報のなかで、「発見」されるような「共感」コンテンツを配信し、ユーザーの「体験」を通じて「物語」を創出してもらい、多くの人に「自分ごと化」を促すための「シェア」がされるかがポイント~

2.画像の重要性が特に高いSNSである

instagramは他のSNSと比較して「画像」の重要度が高いチャネルです。SNSで重要なのは毎日のように投稿して、ユーザーとコミュニケーションを取り続けること。そのためには画像の制作・加工のスキル、制作コストがかかります。運営のための予算が確保できないことも運営を難しくしている一つの要因と考えられます。

またinstagramには独自のコンテンツ形式が多いため、他のSNSに比べて運用の専門性が高いことにも注目すべきです。その一例としてストーリーズはなかなか成果の実感を得られていないという調査結果があります。

●フィード投稿
・実施している:96%
・成果を実感している:75%

●ストーリーズ投稿
・実施している:87%
・成果を実感している:32%

ストーリーズは「24時間で消える」というコンテンツの特性もあって、企画・制作や効果計測が特に難しいことが背景にあると考えられます。このようにinstagramでコンテンツを作り続けることは一般的に考えられている以上に大変で、「DO」の負担も大きいと言えます。

3.複雑なアルゴリズムを理解しなければいけない

最後に「CHECK」について。アルゴリズムが難解であることが、効果検証の難易度を引き上げています。たとえばTwitterのように「リツイート」という拡散機能があった場合、「リツイートされるほど拡散される」という仕組みは非常にわかりやすいと思います。しかしinstagramでは「instagramが良いと判断した投稿が、多くのユーザーの目に触れるようになる」という仕組みが採用されており、これを「instagramのアルゴリズム」と呼びます。

では良い投稿の定義とは?instagramは「いいね」よりも「保存」を重視するというアルゴリズムとなっています。
※2019年8月ころまでは「いいね数」が重視されていたが、その後「保存数」が逆転している。

さらに着目すべき点は「コメント数」の評価が低下しているということです。つまり「ユーザーとのコミュニケーションが大事だ」とコメント数をむやみに増やしても、それが成果に結びついていない可能性もあるのです。

リソース不足も深刻:月当たりの予算は1~5万円が最多

前述した3つの要因のように、構造的に難易度の高いinstagramですが、そこに投下されるリソースが限られていることも、成功確率を引き下げている要因の一つかもしれません。テテマーチの月当たり運用リソース調査によると、「事業会社」「代理店、コンサルタント」いずれの業態も、instagramの運用予算は1~5万円/月が最も多い結果となっています。

予算が少ない構造的な理由

理由の一つとして挙げられるのがinstagramの費用対効果を正確に算出する難しさです。そのため担当者からは「会社の理解が得られなくて予算が下りません」「上司が明確な運用成果を求めてくるんです」という声が多く聞かれます。

instagramにおいては「どれだけの投資をすると、どれだけの利益が得られるか」というROIが非常に算出しづらく、さらには自社の投稿や広告以外に、ユーザーの投稿(UGC)が消費者の購買行動に影響を与えるケースも多いため、より一層効果計測を困難にしています。

●詳細並び解決の糸口は記事元(続編)にて