通勤電車で見つけた、交通広告の原点と可能性

今月から電車とバスで通勤するようになり、毎日のように目にする交通広告が気になっています。天井からぶら下がる中吊り、窓の上に並んだポスター、デジタルサイネージ。不思議なもので、毎日見ていると“広告の顔つき”や“設計の意図”がだんだん見えてきます。通勤中はスマホを見ている人が多いのに、視線を上げれば必ずそこに広告がある——この「物理的に避けられないメディア」が持つ力は、あらためて大きいと感じます。
交通広告は明治期から続く長い歴史があり、時に「街を広告で埋める」という批判も受けてきました。しかし、現代では逆にオンライン広告が氾濫し、オフラインで“本物の存在感”を放つ交通広告がブランド体験の重要な場になっています。
私たち青葉印刷の企画制作部は、広告を単なる掲出物ではなく、企業と生活者をつなぐコミュニケーションの場として捉えています。デザインの意図が正確に再現されるよう、ワンストップでサポート。街の景色を少し豊かにする交通広告を、もっと面白くしていきたい——そんな思いで日々制作に取り組んでいます。
